習近平主席といつでも会談する用意…講演で首相

　【ロンドン＝池松洋】安倍首相はロンドンでの１９日夜の講演で、冷え込みが続く中国との関係について「習近平(シージンピン)国家主席といつでも首脳会談する用意はある」と述べた。

　会場からの「経済成長には中国との関係改善が必要ではないか」という質問に答えた。

　安倍首相は「両国は互いに投資により利益を得ている。切っても切れない関係だ。何か問題があっても、話し合いを続けることが大切だ」と強調した。さらに、「（沖縄県）尖閣諸島に対し、中国が力を背景に現状を変更しようと挑発的な行為が続いているが、常に対話のドアは開いている」として、中国側の求めがあれば、首脳会談を含む政府間交流を前向きに検討する姿勢を示した。