性犯罪規制の検討再開へ＝GPS義務付けも―宮城

　宮城県の村井嘉浩知事は26日の県議会本会議で、増加している性犯罪や家庭内暴力（DV）、ストーカー行為に対する規制の条例化に向けた有識者懇談会を、2013年度から再開することを明らかにした。
　知事は、性犯罪の前歴者らへの全地球測位システム（GPS）装置の携帯義務付けを提唱し、物議を醸したが、東日本大震災で議論が中断していた。
　有識者懇は10年12月から2度開催。GPS携帯義務付けについては人権問題として批判を受けた経緯があるが、村井知事は「現時点で高いハードルがあることは認識しており、有識者から改めて意見を伺いたい」と述べた。
　県は4月から議論を再開する予定。早ければ14年2月議会にも条例案を提出する方針だ。