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「普天間」最大の争点…沖縄知事選、動き活発化
2010 / 08 / 02 ( Mon )
 普天間移設問題が最大の争点となる沖縄県知事選は今、候補擁立作業が大詰めを迎えつつある。

 特に、自公政権時代に「県内移設」を受け入れてきた現職の仲井真知事が再出馬するのかどうかは、普天間問題の行方を左右しかねない。

 前原沖縄相との会談で、知事選は取り上げられたのか――。仲井真知事は会談後、記者団から問われると、無言で首を横に振るだけで、言葉を濁した。

 知事は8月中に政治資金パーティーを開催する準備を進め、近く出馬表明するとの見方が強まっている。

 対抗馬として予想されるのは、普天間飛行場の地元・宜野湾市の市長で、「県内移設反対」を掲げる伊波洋一氏。国民新党の下地幹郎幹事長に近い市長らも独自候補擁立を目指している。

 焦点となるのは、民主党の対応だ。民主党は前回知事選で「県内移設反対」の候補を推薦した。しかし、今回、民主党政権は日米合意に基づき、「辺野古移設」を打ち出した。移設には、知事が公有水面の埋め立てを許可することが必要で、党幹部からは「知事に再選してもらうしかない」との声が出ている。

 党沖縄県連は7月31日の役員会で、県外・国外移設を求めてきた姿勢を「現実味に欠ける」として、見直すことで一致した。喜納昌吉代表は「知事選で知事(仲井真氏)を排除することはしない」と述べた。

 ただ、9月の代表選後に中央の新執行部が決まらなければ、党としての方針を打ち出すのは難しくなり、着地点は見えていない。

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