福知山爆発、火元の屋台店主を業過致死傷で逮捕

　京都府福知山市の花火大会会場で３人が死亡、５５人が重軽傷を負った爆発事故で、府警捜査１課は２日、火元になったベビーカステラ屋台の店主だった渡辺良平容疑者（３８）（大阪市生野区）を業務上過失致死傷の疑いで逮捕した。

　府警によると、渡辺容疑者は８月１５日夜、福知山市の由良川河川敷で開催予定の花火大会会場で、屋台用の自家発電機に携行缶からガソリンを給油する際、調整ネジを緩めて缶内部の圧力を下げるか、人のいない安全な場所に運ばなければならないのに、これを怠って蓋を開け、噴き出したガソリンを屋台の鉄板の火に引火させ、３人を全身やけどなどで死亡させ、５４人に重軽傷を負わせた疑い。

　渡辺容疑者も重いやけどを負い、大阪市内の病院に入院していた。

　この事故では、同府京丹波町の竹内弘美さん（４４）と小学５年・山名空君（１０）、大阪府高槻市の黒田直希さん（３５）が死亡した。