言葉失う住民…中学女子？遺体、隠さず放置

　花火大会の帰りに行方が分からなくなっていた三重県四日市市の女子中学生とみられる遺体が２９日、隣接する同県朝日町の空き地で見つかった。

　遺体に隠そうとした痕跡はなく、周囲には身元が分かるような所持品も見あたらないという。同級生らは遺体発見現場に駆けつけ、不安そうに新たな情報を待った。周辺住民は残酷な事件に言葉を失った。

　四日市の中学３年の女子生徒（１５）は、四日市港で開かれていた花火大会に出かけ、その帰りに行方不明となった。

　「気のいい子で、仲良くしていたのでとても心配」。発見現場近くに駆けつけた友人の女子生徒は、動揺した様子だった。

　遺体の周囲にはサンダルが落ちていた。不明の女子生徒は外出時、花柄のタンクトップに上着、黒色のスカート、サンダル姿だったといい、現場のサンダルが女子生徒のものかどうか、県警が調べている。