宮城中部で震度５強　Ｍ６．０、福島第一には影響なし

　４日午後０時２９分ごろ、宮城県沖を震源とする強い地震があり、宮城県石巻市で震度５強を観測した。同県大崎市、涌谷町、女川町では震度５弱の揺れを観測した。津波の心配はないという。

　気象庁によると、震源の深さは約５０キロ、地震の規模を示すマグニチュードは６・０と推定されている。

　消防庁によると、仙台市で２人が軽いけが。岩手、福島両県の警察や消防などには、けが人の情報は入っていないという。

　ＪＲ東日本によると、首都圏の在来線には影響はない。東北新幹線は停電のため新白河駅から盛岡駅の間の上下線で運転を一時見合わせたが、午後０時４０分ごろに再開した。被害は確認されていないという。

　東京電力によると、地震による福島第一原発と福島第二原発など各発電所への影響はなく、停電も起きていないという。

　この地震で震度４を観測した市区町村は以下の通り。

　岩手県大船渡市、一関市、釜石市、奥州市、平泉町

　仙台市青葉区、同市宮城野区、同市若林区、同市泉区、宮城県塩釜市、気仙沼市、名取市、多賀城市、岩沼市、登米市、栗原市、東松島市、蔵王町、大河原町、村田町、川崎町、亘理町、松島町、七ケ浜町、利府町、大郷町、大衡村、色麻町、美里町

　福島県相馬市、南相馬市、伊達市、桑折町、川俣町、新地町、飯舘村

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　４日に宮城県中部で起きた地震の影響について、原子力規制委員会によると、東京電力福島第一、第二（福島県）、東北電力女川（宮城県）の各原発から異常を知らせる報告はないという。各電力の担当者が地震による被害がないか現場を巡回して確認を進めているほか、揺れが強かった宮城県にある女川原発には、規制委の保安検査官が現地へ向かったという。