新潟で記録的豪雨…土砂崩れで２棟倒壊２人けが

　大気の状態が不安定になった影響で、新潟県内では３０日未明、記録的な豪雨となり被害が相次いだ。

　新潟県長岡市消防本部によると、同市栃尾地域では、大雨による土砂崩れで民家２棟が倒壊。８０歳女性が両足首の骨を折る重傷を負ったほか、６３歳女性が顔などにけがをした。

　同県魚沼市では、土砂崩れで国道２５２号が通行止めとなり、計７０世帯、１６３人が約６時間にわたり孤立状態となった。

　新潟地方気象台は、長岡市で３０日午前２時半までの１時間に約１００ミリの雨を観測、記録的短時間大雨情報を出した。魚沼市入広瀬では、同０時から３時までの降水量が１３４・５ミリと、３時間の降雨量としては１９７６年からの観測史上最大を記録した。