猛暑…水難で５人死亡２人不明・熱中症１人死亡

　東京都心で今年初の猛暑日を記録するなど、７日も前日に続き全国的に暑くなり、各地で今年の最高気温を更新した。水難事故が相次ぎ、５人が死亡、２人が行方不明になった。

　読売新聞のまとめでは、７日夜までに熱中症で７９６人が救急搬送され、１人が死亡した。

　愛媛県では、海水浴をしていた男子高校生（１５）が水中に沈んでいるところを発見され、病院で死亡。沖縄県でも海水浴中とみられる男性（７４）が死亡した。長崎県では、松浦市の沖合と平戸市の海岸で、男性２人の遺体が発見された。河川では、岐阜県大垣市で男性（２７）が溺死したほか、下呂市でも小学４年の女児（１０）と弟（４）が行方不明となった。足を滑らせて川に転落した弟を、女児が助けようとして一緒に流されたという。

　熱中症で死亡したのは愛媛県の男性（５０）。清掃作業中に具合が悪くなって帰宅したが、その後意識を失い、病院で死亡が確認された。このほか、さいたま市で野球の練習試合をしていた中学生１０人や、青森市で行われたマラソン大会に参加した３０～５０代の男性６人が病院に運ばれるなどした。