＜水難事故＞水遊びの小６男児死亡　広島・福山

　６日午後２時２０分ごろ、広島県福山市瀬戸町地頭分（じとうぶ）の瀬戸川で、水遊びをしていた近くの同市立瀬戸小６年、古賀嵐士（あらし）君（１１）が流された。一緒にいた同級生から聞いた近隣住民が１１９番し、消防隊員が約１時間後、約１０メートル下流の川底（深さ約５メートル）で発見したが、搬送先の病院で死亡が確認された。水死とみられる。

　県警福山西署などによると、古賀君は午後２時ごろから同級生６人と川に入り、段差部分を滑って遊んでいる最中に流されたという。瀬戸川は川幅約１０～１５メートルで、水深は数十センチ～約５メートル。普段は水の流れがあまり無いが、この日は前日の雨の影響で若干水位が上がり、水の勢いもあったという。

　広島地方気象台によると、６日の福山市の最高気温は３１．３度で、７月下旬並みの暑さだった。【菅沼舞】