選挙制度改革、民・維・みで会談・対応協議へ

　民主党の細野幹事長は２０日、前橋市で講演し、自民党がまとめた衆院選挙制度改革案への対応について、日本維新の会、みんなの党の幹事長らと週内に会談する考えを表明した。

　細野氏は講演後、記者団に、「たくさんの政党が賛同できる形を作った方がいい。衆院、参院である程度議席を持つ維新、みんなと協議したい」と述べた。

　民主党など３野党は、比例選の定数を３０削減し、議席配分で中小政党への優遇枠を設けるなどした自民党案に否定的だ。民主党の海江田代表は２０日、札幌市で記者団に、「比例代表３０（削減）というのは少なすぎる。（維新の会、みんなの党と）削減数の共通認識を持つことも一つの方法だ」と述べた。維新の会の松井幹事長も、大阪市で記者団に、「自民党案は分かりにくすぎる。修正してもらえるような動きをしていく」と語り、民主党などと連携して対応していく考えを示した。