＜名古屋・死体遺棄＞２被告、殺人容疑で再逮捕へ

　名古屋市名東区の路上で４月３０日、愛知県春日井市の職業不詳、甲村真敏さん（当時３３歳）の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、死体遺棄罪で起訴された住所不詳、自称会社員、梅崎英治（４９）▽名古屋市中区平和、同、梅崎誠（３０）の両被告が甲村さんの殺害に関与した疑いが強まったとして、愛知県警は近く両被告を殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。

　捜査関係者によると、両被告は甲村さんを刃物で刺したり、首を絞めたりして殺害した疑いが持たれている。

　県警は、甲村さんが車の中で殺害され、両被告は甲村さんの遺体を名東区の路上に遺棄し、さらに車を名古屋港から海中に沈めたとみている。再逮捕後、動機を詳しく調べる。

　県警によると、両被告は５月２４日に名東署に出頭し、供述通りに名古屋港の海中で甲村さんの車が見つかった。甲村さんの死因は首を絞められたことによる窒息死。捜査関係者によると、甲村さんの車の中にナイフと電気コードがあったといい、殺害に用いられた可能性があるとみて県警が調べている。

【岡大介】