前原・樽床・城島氏入閣へ…改造は中規模以上に

　野田首相は２４日午前、民主党代表再選を受けた内閣改造・党役員人事で、前原政調会長の後任に細野豪志環境相（４１）、樽床伸二幹事長代行の後任に安住淳財務相（５０）を起用する方針を固めた。

　城島光力(こうりき)国会対策委員長の後任には山井(やまのい)和則国対副委員長（５０）を充てる方向で調整している。首相は２４日午後、主要な党役員人事の陣容を明らかにする。

　前原、樽床、城島各氏は入閣の方向で調整しており、内閣改造は中規模以上となる見通しだ。

　首相は、政権発足以来７０人以上の離党者が出たことを踏まえ、今回の人事で挙党態勢を構築し、党の結束を図りたい考えだ。

　細野氏は衆院当選４回の中堅で、今回の党代表選で中堅や若手から出馬待望論が出ていた。政調会長に抜てきすることで、党再生への取り組みをアピールするとともに、離党を検討している議員を思いとどまらせる狙いがあるとみられる。