ガソリン噴出２～３ｍ、２０人に…花火会場爆発

　京都府福知山市の花火大会会場で６０人が死傷した爆発事故で、爆発を目撃した女性が２０日、読売新聞などの取材に対し、ガソリンが携行缶から噴出していたのは２０～３０秒間で、観客ら少なくとも２０人に降りかかったなどと、当時の状況を詳細に証言した。

　ガソリンは高さ２～３メートルまで噴き出したという。府警もこの証言を把握しており、多数の観客らがガソリンを浴びた後、爆発が起きたため被害が拡大したとみている。

　知人と花火見物に訪れた京都市伏見区の女性（３４）。証言では、女性が会場に到着したのは１５日午後２時頃で既に自家発電機と携行缶が置かれていた。

　火元になったベビーカステラの屋台の裏から４～５メートル離れた土手の階段（１１段）の４段目付近にあり、発電機と携行缶の間は３０センチ程度だった。