遺体確認し出頭決意、ＬＩＮＥに「一番の後悔」

　広島県呉市の山中で女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で最初に逮捕された無職少女（１６）（広島市東区）が遺棄の約１０日後に現場に戻り、元同級生（１６）（同市安佐北区）とみられる遺体を確認していたことがわかった。

　無職少女はその後にスマートフォン向けの無料通話アプリのＬＩＮＥ（ライン）に「一番の後悔」などと書き込んでいた。県警は、無職少女が遺体を見た精神的ショックで、出頭する決意を固めたとみている。

　捜査関係者らによると、無職少女らは６月２８日午前２時頃から４時頃の間に元同級生を広島市内のコンビニ店に誘い出し、瀬戸大平(たいへい)容疑者（２１）（鳥取県湯梨浜町）が運転するワゴン車で呉市の灰ヶ峰に向かい、車内や山中で暴行を加えた後、遺棄したとされる。

　無職少女はその約１０日後、知人が運転する車で遺棄現場に赴き、林道から数メートル下に遺棄した遺体を見たという。