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<神戸児童連続殺傷>山下彩花さんの母が手記
2013 / 03 / 23 ( Sat )

<神戸児童連続殺傷>山下彩花さんの母が手記

毎日新聞 3月23日(土)3時0分配信

 神戸市須磨区で97年に発生した小学生連続殺傷事件で、亡くなった山下彩花さん(当時10歳)の母京子さん(57)が、23日の彩花さんの命日を前に毎日新聞の取材に応じ、手記を寄せた。加害男性(30)から今年も手紙が届いたといい、京子さんは「(男性が)人の温かさを肌身で感じ、感謝の気持ちを持つようになった」と感じたという。

 京子さんによると、手紙は男性の父親を通じて19日に受け取った。B5判用紙2枚に印字されており、手をけがしたために直筆できないことをわびていたという。内容は公表していないが、京子さんは「人と関わっているうちに、おのずと自分の罪と向き合わざるを得なくなってくると思う。本当のしょく罪とは何か、自らに問い続けてほしい」と語った。

 また、いじめや体罰などによる子供の自殺についても「子供たちは生まれてきたこと自体が奇跡だと知ってほしい。『生きる意味』を考える大人の姿を見せていくことが大事では」と訴えた。【渡辺暢】

 神戸市須磨区で97年に起きた小学生連続殺傷事件で亡くなった山下彩花さん(当時10歳)の母京子さん(57)が、23日の命日を前に毎日新聞に手記を寄せた。全文は次の通り。

 今年も、竜が台小学校の前の歩道がきれいな花で彩られ、小学校の彩花桜も開花の時を今か今かと待っているようです。そんな光景を見るたびに、地域の方々をはじめ、私たち家族を支え続けてくださったたくさんの真心に感謝の思いがこみあげてきます。

 神戸連続児童殺傷事件から今年で16年が過ぎました。

 最近では、いじめや体罰、それによる子どもの自殺のニュースが後を絶ちません。年々、子どもを取り巻く環境が深刻化しているようで悲しくなります。

 子ども社会は大人社会の鏡です。一朝一夕で問題を解決することは難しいかもしれませんが、問われているのは私たち大人です。まずは大人が、「生きる意味」を見いだす生き方をしなければ、子どもたちに「命の価値」を教えることはできないでしょう。

 そして、東日本大震災から2年。

 まだまだ復興が見えてこない被災地の方々と、事件のあと絶望していた自分とが重なり胸が痛みます。被災したすべての人が、一日も早く笑顔を取り戻し、安心して暮らせる日が来ることを祈らずにはいられません。

 毎年、3月が巡りくるたびに複雑な思いが交錯しますが、3月16日は、彩花が教えてくれた「命の尊さ」を社会に発信する原点の日と捉えています。また、自分自身を省みる大切な日でもあります。これからも、苦悩を抱えた誰かのために、私にできることを、私のペースで、私らしく寄り添っていくことを彩花に約束したら、遺影がほほえんでくれた気がしました。

 さて、加害男性からの手紙を3月19日に受け取りました。

 年に一度のイベントのようになってしまいましたが、手紙は、私たちと彼とをつなぐ唯一の細い糸です。今年も、読み始めから最後まで、私は涙を流し続けていました。悲しいからではなく、つらいからでもなく、怒りでもない……。なんと言ったらいいのかわからない不思議な涙でした。

 まぎれもなく彼は、この社会の中で一人の人間として周りの人と関わりながら生きている、人の温かさを肌身で感じながら生きている。罪と向き合おうとして、もがきながら生きているということが、文面からも行間からも伝わってきました。自分の言葉で思いのままを表現しているように感じます。

 すでに法の手から離れている以上、彼が犯した罪を裁くのは自分自身に他なりません。たとえそれが「茨(いばら)の道」であったとしても、逃げることなく過酷な人生に挑み、いつか必ず心からの贖罪(しょくざい)をする日が来ることを願ってやみません。

2013年3月23日 山下京子

彩花の命日に寄せて



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