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求む若手ハンター、環境省がイメージアップ作戦
2012 / 12 / 23 ( Sun )

求む若手ハンター、環境省がイメージアップ作戦

読売新聞 12月23日(日)10時34分配信

 全国的に広がっている野生のシカやイノシシ、クマなどの被害対策として、環境省が若手ハンターを増やそうとしている。

 農作物の被害や住宅地などへの出没は多くなっているのに、狩猟免許を持っている人は減っているだけでなく高齢化しているからだ。まずは狩猟への悪いイメージを払拭しようと、各地で市民向けのイベントを開いている。

 ◇わなを展示 「スーパーで魚や肉を買う時に『かわいそう』と思う人はあまりいないのではないですか。狩猟でとる動物もかわいそうではなく、感謝しておいしく食べるのが礼儀です」

 東京都多摩市のショッピングセンターで今月8日に開かれた環境省の「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」。NPO法人「伝統肉協会」(東京)の理事長で、趣味で狩猟も行う石崎英治さん(34)は約160人の買い物客らに語りかけた。

 この日は、岐阜県郡上(ぐじょう)市で里山保全をしながら狩猟もする人が活動の様子を話し、実際にイノシシなどの捕獲に使われるわなの展示も行った。会場にいた川崎市の会社員男性(45)は「猟銃免許はハードルが高そうだが、わな免許は考えていいかも」と話していた。

 ◇経験談も 環境省は今年10月から、多摩市のほか岩手県滝沢村、長野県松本市、福岡県久留米市でこうしたイベントを開いた。来年2月までに札幌市や高松市などでも開催する。地元猟友会に所属して狩猟期に活動する人や、週末に趣味で猟を行う人など30歳代の若手ハンターを招いて経験談を語ってもらい、ジビエ(狩猟でとった野生鳥獣)料理の試食や、シカの角を使ったアクセサリー作りなども行った。



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