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日米実務者協議がスタート=「桟橋方式」など調整-普天間
2010 / 05 / 04 ( Tue )
 日米両政府の外務・防衛当局の審議官級協議が4日、防衛省で行われ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関する実務者レベルの本格的な調整が始まった。キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)を移設先とする現行計画の修正などを軸とする日本政府の案が実現可能かどうか、部隊運用や土木技術などの観点から検討したもようだ。
 これに関し、鳩山由紀夫首相は同日午後、沖縄県宜野湾市での住民対話集会で「4日から始まった米国との交渉の中で、(普天間の危険除去と沖縄の負担軽減を)求めていきたい」と述べた。
 協議は、日本側から冨田浩司外務省北米局参事官、黒江哲郎防衛省防衛政策局次長、米側からドノバン米国務筆頭副次官補、シファー米国防次官補代理らが出席。午前中に始まり、午後も断続的に開かれた。
 日本政府は、シュワブ沿岸部にくい打ち桟橋方式で滑走路を建設するとともに、海兵隊ヘリ部隊の一部などを鹿児島県・徳之島に移す案を検討している。ただ、米側は海兵隊のヘリ部隊と地上部隊が一体的に運用できるよう強く求めており、協議は難航したとみられる。 

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